〇「climate」と「weather」の違い
climateは「気候」、weatherは「天気」と訳すことが多いため、何となく両者の違いは想像できる。天候の方がマクロなイメージで、気候の方がミクロなイメージである。
例えば、明日の天気などを聞く際に、What's the weather tomrrow?と聞き、What's the climate?とは何となく聞かないような気がする。
一方で、climateは、climate changeやclimate controlなどで使われており、短期的なものではなく長期的なもの、そして規模が大きなものに使われるような気がする。
調べてみると、以下のことが明らかとなった。
climateは気象現象の一定のパターンを表し、weatherはその時々の天候を示すのが一般的な使い方であるとのことだ。
天気予報は、「weather forecast」と表されるが、「climate forecast」と表されることはない。このように長期的であるか・短期的であるかという尺で考えると両者を上手に使い分けることができそうである。
実際には、この両者は使い分けられていないこともあるようだ。「冬の天気」という場合に、the weather in winterともいうし、the climate in winterとも言える。年間を通して考えれば、冬というのは一時的なその時々の天候を表すもの(春夏秋冬の中の一部)とも考えられるし、冬単体で考えれば、冬特有の気象状況の一定パターンとも考えられる。
表す状況がどのようなものであるか、よく考える必要がありそうだ。
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